- 世界のホウ酸価格は、Q1 2026において、供給状況が安定していた一方で、需要の低迷と地域全体で慎重な調達姿勢が続いたことから、わずかな下落傾向を示しました。
- 原料供給環境は均衡を維持し、安定した生産と供給によりコスト圧力が限定的であったため、大幅な価格上昇は抑えられました。
- ガラス、セラミックス、洗剤、農業分野からの下流需要は中程度にとどまり、買い手は積極的な購入よりも在庫管理を重視しました。
アジア
アジアでは、Q1 2026のホウ酸価格は、十分な供給と慎重な需要を背景にわずかに下落しました。中国では、価格は1月のRMB 8.09/kgから3月にはRMB 7.79/kgへと2.59%下落しました。これは、安定した供給と下流消費の低迷により、購買意欲が限定されたためです。ガラス、セラミックス、洗剤分野からの需要は安定していたものの、価格上昇を支えるほど強くはありませんでした。東南アジアでも同様の傾向が見られ、ベトナムでは価格が1月のVND 29,764.24/kgから3月にはVND 29,569.50/kgへと0.88%下落し、安定した輸入と需給バランスを反映しました。
ヨーロッパ
ヨーロッパでは、2026年第1四半期のホウ酸価格は、わずかな軟化傾向を伴いながらも概ね安定して推移しました。市場は断熱材、セラミックス、特殊化学品用途からの安定した需要に支えられましたが、産業活動の伸びが限定的であったため、調達は慎重な姿勢が維持されました。供給状況は十分であり、大幅な価格上昇は抑えられ、買い手は引き続き短期的な購買戦略を採用しました。
北米
Q1’26において、北米地域の価格は下落傾向を示し、1月の800 USD/MTから3月には775 USD/MTへと3.13%下落しました。この下落は、下流需要の低迷と十分な供給体制により、積極的な調達の必要性が低下したことが要因です。農業、洗剤、産業用途からの需要は安定していたものの、全体としては低調でした。